長崎の住宅地を歩いた
GWにやることないので長崎に行ってきた。過去に3回ほど行ったことがあるのだけれども、そんなに飽きないところがとても気に入っている。
長崎の醍醐味は住宅地にあると思う。
平和公園やグラバー園、軍艦島、出島……長崎にはさまざまな観光スポットがあるのだけれど、もっとも素晴らしいと思うのは地すべりのリスクなんてあんまり考えてなさそうな高低差の激しいアスレチックの様な住宅地だ。長崎は坂の街と形容されるが、それは中心地だけであって実際は山だ。空から斜面に降ってきたような家、その隙間を一日中ブラブラするだけで楽しい。見晴らしが良いせいでランドマークは見つけやすいのだけれどその反面「あそこに行きたいなー」って思ってもなかなか狙い通りに到着しないのも面白い。地図はあまり役に立たず、いかにこれまで平面を生きていたかを知らされる。
(写真では凄さがさっぱり伝わらないのが悲しい)
少し歩けば階段に当たる。幅の細い階段はワクワクして進みたくなるのだが、大体は住居の玄関にしか繋がっていない。1階かと思えば「ざんねん!実は6階でした」みたいなこともよくある。1階と最上階それぞれに道路からアプローチできるマンションもあって驚いた。とある民家の玄関先で主婦達が談笑しているのを見かけたのだが、彼女達は真下と真上で向かい合っていた。
GoogleMapをみても階段だらけ(実際はもっと沢山あった)。バリアフリーの観点から言うとバリアそのものだった。坂はスロープと呼ぶにはあまりにも苦しく、おびただしい数の丸い溝がついた急なものばかりで、登るには息切れを要し20代の僕でもとても苦労した。ましてや高齢者にはつらい街だろうなと思っていたのだけれど、意外にもここの老人達は軽々と登っていく。皆足腰が強そうで元気に見えたので案外良いのかもしれない。(足腰の悪い老人が外に出ていないだけかも)
アパートに隠れた石碑や階段を登った先にある祠など、明らかに宝箱が置いてそうなゲームのアチーブメントっぽいスポットが多いので、塹壕のような路地であってもついつい隅々まで調べたくなる。気づけば日没までの6時間、ずっと歩いていた。
GWにもかかわらず、関空に向かう特急はるかの自由席は不安になるほど自由だった。
iTunes Matchで不正な音楽ファイルのロンダリングを試した
この国で始まる日が来るとは思わなかった。早速加入してみたのでさらっとまとめる。
iTunes Matchとは音楽ファイルをサーバにアップロードして、さまざまなデバイスからアクセスできるといったまるで夢のサービスなのだがこれだけではない。アップロードした際に内容がiTunesStoreで販売されている楽曲と一致した場合、ストアのファイルをダウンロードする権利がアカウントに付与される。所持しているCDはもちろん、知人に借りたCDも、不正に入手したファイルまでもが対象といったまるで悪夢のようなサービスであったりもする。
権利を持っている楽曲を実際にダウンロードして試した
というわけでロンダリングできるかどうかを自分の作品で試してみた。なぜだかはわからないけれどiTS版のアートワークはやけに汚い。掲載当初に見た際は思わず悶絶してしまったのだが今回の試みには丁度良いはずだ。ちなみに下のSoundcloudのアートワークは汚くない通常のもの。
https://itunes.apple.com/jp/album/unutella/id284386791?at=10l8JW&ct=hatenablog
1.検索
親切にもサジェストしてくれたお陰ですぐにヒットした。この画像にわざわざ修正を入れる意味が自分でもよくわからないほど短い時間だった。
2.ダウンロード、そして解凍
制作に1年も費やした作品が10秒程度でダウンロードできる。解凍だって問題なくできた。録音が上手くいかず憤死しそうだったあの頃の自分にこっそりURLを教えてあげたい。
3.iTunesライブラリにインポートしてiCloudにアップロード
iTunesにドロップしてコンテクストメニューから「iCloudに追加」を選択。
4.認証待ち
この瞬間に警察がやって来ないかとドキドキする振りをする。
5.完了
できた。
iTunes Matchによってアートワークはやけに汚くなった一方でMP3は256kbpsのAACに姿を変えた。ハッシュ値も異なるのでストアのものだと断定してよいだろう。どこの誰がどのようにリップしたかわからない、不正的に入手したファイルはAppleが提供する極めてクリーンなファイルへと生まれ変わった。一度削除してクラウドからダウンロードしたものも問題なく再生できる。気づけばポケットのiPhoneにも自動的にダウンロードされていた。バンドで食っていこうなんて一切考えなかった自分はやはり聡明だったなと思う。
著作権なんて古いと思いつつも、雨後の筍の如くアップされるMP3に辟易しながらも削除依頼を乱れ打ちしていた自分としては、この様な違法ダウンロードについて好ましく思ってはいないという事を断っておく。もちろんこの記事も違法行為について推奨しているわけではない。この後はとりあえずTSUTAYA DISCASについて調べようと思う。
追記 14521531
権利者への使用料について
ちなみにiTunes Matchは日本では¥3980/年の有料サービスである。楽曲の再生回数に基づいて権利者(おそらく原盤権保有者だと思う)に使用料が支払われる仕組みだ。これはストア未購入の楽曲や、あるいは違法に入手した音楽ファイルであってもiTunes Matchを通すことで権利者に分配される。1枚幾らといった売り切り型では無いので、これまで1円にもならなかった中古や違法コピーだって真っ当なお客様の1人として永続的に使用料を得られるモデルだ。世の中の認識はきっと大きく変わるのだろうと思う。iTunesStoreで販売していない権利者は従来通り1円も入らないのだろうから契約せざるを得ない立場になるのは幾らか可哀相だが、業界の現状を見る限りもはや仕方ないと言えるだろう。あとはApple税が気になるところ。
簡単でくっそ旨いタコスのレシピ
ふとタコパをしたくなったのだけれど、たこ焼きってそんなに美味しいものではないからタコスにした。なぜか1万5000アクセスもあった麻婆豆腐の記事同様、調理画像は一切無いが心配はいらない。適当でうまくいく。
分量はやっぱ適当で良いと思う
メキシコ人だってきちんと量ってなさそうだし適当で良いはず。
材料 | 量 | 下ごしらえ |
牛ミンチ | 1-3パック | ラップを外しておく |
玉ねぎ | 1個 | みじん切り |
にんにく | 1片 | みじん切り |
カットトマト | 1缶 | 蓋を開けておく |
ローリエ | 1枚 | 少し千切っておく |
コリアンダー | いっぱい | 蓋を開けておく |
クミン | いっぱい | 蓋を開けておく |
ナツメグ | いっぱい | 蓋を開けておく |
サルサ | 1瓶 | 蓋を開けておく |
シュレッドチーズ | 1袋 | 封を切っておく |
トルティーヤ | 1袋 | 封を切っておく |
サルサを作るのが面倒なら
トルティーヤも売ってる
調理手順
1.玉ねぎとにんにくとひき肉を炒めて、いい感じになったらトマト缶を投入。
水気が無くなるまで適当に炒める。効果はいまいちわからないのだけどローリエを入れると料理してる気分になるのでなるべく入れよう。
2.スパイスを大量にぶっかけて混ぜる。
コリアンダーとクミンとナツメグをじゃんじゃん入れる。クミンはなんかワキガ臭くて不安になるんだけどとても重要なので臆さず入れる。するとメキシコっぽくなる。
以上の工程でタコミートが出来上がったはずなのでタッパーに入れておくととても便利。
タコライスとかサラダにも使える。何もなくても最悪ご飯で食べられる。
3.タコスの盛り付け
レンチンしたトルティーヤにタコミートを乗せてサルサソースかけてチーズ乗せると終わり。千切りレタスとかワカモーレとか乗せるとそれっぽくなる。
タコミートさえ作っておけば、あとはスプーンで乗せるだけなので忙しい朝食にも良いはず。料理というより工作に近いので子供とかがいたら無限に作ってくれそう。100個くらい食べられるだろうと思って大量に材料を買ったが4つ目で飽きたのがとても残念だった。
脱小銭のすすめ
よく考えたら小銭っていらんくね?って気づいて、小銭入れのない財布に乗り換えてから半年が経った。これがなかなか快適だったのでさらっとまとめておく。
小銭を減らすために小銭を持ち歩く
会計の都度、紙幣のみを渡していれば小銭入れは次第に膨らんでいき、適切な硬貨を出しにくくなったり留め具が壊れやすくなったりする。収納できる限度もあるので小銭を減らすよう計算したり、一枚一枚を数えて出すしかない。押し付け合いの末、ゼロになったら上がりのカードゲームのようなものだったらいいのだけど、上がれば次回大量の小銭が降り掛かってくるので最適なバランスを維持するのも難しい。無意味な努力を死ぬまで強いられてるようで滅入ってしまう。
そもそも現金なんて滅多に使わない
交通機関、コンビニ、飲食店……など。今や当たり前に電子マネーやカードに対応しているので、とりあえず出会い頭にでもカードを出しておけば良い。キャッシュフローも良くなるし還元の実利だってある。頻繁にATMに足を運ぶ必要やサスペンド復帰待ちにイライラすることもなくなる。限度額超過が不安であればそれが有って無いようなAMEXなどをバックアップに持つのが良いと思う。カードは怖いとかいう人がいるが紛失時を含む不正利用が補償されることを考えればこれほど安全なものはない。時代遅れの現金をわざわざ使用するメリットなんて停電の時くらいしか思いつかないほどだ。
お釣りはポケットで十分だった
カードや電子マネーを優先すると現金を使う頻度は数日に一度くらいなことに気がつく。たまにしかお釣りを渡されることがないのであれば小銭入れを持ち歩く必要もないので、ひとまずポケットに入れて家か会社に帰投したら箱みたいなものに放り込み、ズシリと貯まったら両替して仮想臨時収入を得たり、自販機用に利用している。単品の小銭入れを持ち歩くくらいなら素直に小銭入れ付きの財布を持ったほうが良い気がする。
カードも減らしたくなってきたら
まだプレオーダー段階ではあるのだけれど、Coinという製品がある。
https://onlycoin.com/
所持している複数のカードをスキミングして一枚に集約する代物で、発売されたらこれと1万円札さえあれば財布すら要らない気がしてる。